Wハンバーグ定食

昨日「片っ端から喫茶店」で紹介してもらったWハンバーグ定食について、少しお話してみたいと思います。

放送していただいた当店のハンバーグは、2号の母から受け継いだ「昭和のオカン」のハンバーグです。
洒落たデミグラスソースでもなければ、お肉の中にナツメグなどのスパイスを入れることもありません。

炒めた玉ねぎと合挽肉を卵と牛乳を湿らせたパン粉をつなぎにして、ひたすらに揉み込みます。
少し粘り気がでて、肉の粒がなくなるまでしっかりと練ります。
パンパンと空気抜きをしながら、表面をきれいにならして成型して、1つ1つラップに包んで冷凍保存します。
何の創意工夫もないと言われれば、その通りですが基本に忠実です♪

画像は「片っ端から喫茶店」YouTubeより

肉の味付けは塩コショウのみ。
ハンバーグソースはウスターソースやケチャップなどを配合した昭和レトロなご飯のすすむ味付けなので、ハンバーグ自身、素朴な味わいとなっています。

1週間に1度、キロ単位でまとめて手仕込みしています。
たくさん作り置きするのは余り好きではありませんし、保存しておく場所もないですしね。

2号の母は、戦後生まれの昭和のオカンです。「たくさんお腹いっぱい食べれること」が一つの贅沢でもありました。
それ故、我が家のハンバーグは200gでした。通常ハンバーグは100g前後が一般的でしょうか。
1個でも中々のボリュームですが、お客さんからのリクエストで2つのせたWハンバーグ定食をメニュー化しました。
200gが2つであわせて400gのボリュームです。
(そんなに食べられないという方には通常のハンバーグ定食もご用意してあります)

画像は「片っ端から喫茶店」YouTubeより

ハンバーグは少し大きいのでしっかり中に火を通すために蒸し焼きにします。
焼きあがった2つのハンバーグは、目玉焼きを焼いた熱々の鉄板にのせてご提供。
牛肉のうまみやしっかりした肉の食感も残しつつ、豚の脂の甘みも相まって、肉々しい焼き上がりです。

画像は「片っ端から喫茶店」YouTubeより

どのメニューも同じですが注文を受けてから調理します。特にハンバーグ定食は焼き時間も含め、少々お時間をいただいてます。
また基本的には13時以降にご注文を承っております。

というのも平日の12時台は、近隣の会社員の方々が一斉にご来店され、殆どの席が埋まります。
皆さん、短いお昼休憩時間を利用してのランチタイムですので、お早く提供できるようご用意した日替わりメニューやランチメニューを優先しています。

またハンバーグは、ハンバーグを焼くガス台の他に鉄板も温めて焼いておくガス台が必要で、1人前用意するにしても4台しかないガス台の半分を使用してしまうため、ウチの小さな厨房ではランチメニューと併用して提供するのは厳しい現状だったりします。
なので、ゆっくりお食事をしていただくためにも13時以降という設定にさせてもらいました。

たまにせっかくのご足労をおかけしていただいたに関わらず、どうしても状況的にお断りする場合もありますので、もしご来店・ご注文をご検討の方はご留意いただきましたら幸いです(^▽^)

こんな感じですが、当店の人気メニュー「Wハンバーグ定食」
機会がございましたら、1度召し上がってみてくださいね♪

ラルーンドエスト