「クマのプーさん」読了

たまに読書とかするんですが、読書メーターに感想を登録しようとしたら、文字数の制限があって書けない事案発生!
そんなにめちゃめちゃ書きたいことがあるというわけではないんですけど、ちょっと書き足らない自分的メモもあり、読書記録的な意味でカテゴリ作ってブログに記載することにしました。

記念すべき(?)1冊目は「クマのプーさん」

くまのプーさん

世界的に有名で愛されキャラのプーについては、ディズニーでしか印象がなかったので、原作はどんなものだろうと読んでみた。意外にディズニーは原作通りだったと感じられた。プーは「あたまの悪いクマ」と自称し、描かれているように、なかなかに珍妙。さらに、それを取り巻く仲間達も奇妙奇天烈で、ファンタジーが好きな私でもなかなかに世界観に入り込むには難しかった。 話の内容よりは作者の子供に対する愛情の深さに興味が惹かれ、クリストファー・ミルンに羨望した。それに反して息子自身はこの作品が好きではなかったことも興味深い。

https://bookmeter.com/users/768304/reviews

読書メーターには、上記の引用のように記録しました。

もともと、少々「クマのプーさん」というキャラクターが好みではなかったんですが、何かの機会には原作を読んでみたいと思っていたところ、岩波少年文庫創刊70年フェア「冒険してる?」を知り、購入者全員プレゼントの「魔法のしおり」(リーディングトラッカーと呼ばれる読書補助具)欲しさに、フェア対象文庫から選びました。

結構ファンタジー耐性は強いと自負してたんですけど、クマのプーさんは読んでいても自分自身が百町森(100エーカーの森)には行けずじまい。私は、いかにその本の世界に入り込めるかとか、登場人物もしくは作者と共感が持てるかというところで読むスピードが変わるような気がします。

そういう意味で読了に少しばかり苦戦しました。面白くないというわけでないんですけどね。ただ肌に合わないといった感じでしょうか。

また引用に記したように、クマのプーさんの内容よりは、その話が作り出された背景やその後に些か興味をもってしまいました。
親からの贈り物が「自分の登場する物語」なんて、これほど素敵なことはありませんよね。こんな特別な思い出を体験したいものです。

でも、物語が売れたおかげで一躍有名人となったクリストファー・ロビンこと、クリストファー・ロビン・ミルンは自分が物語の中に登場することを快く思わず、親子関係が悪くなったという、なんとも切ない側面もあるようで、「事実は小説より奇なり」という意味でも内容よりその背景に惹かれてしまいました。

映画でも「プーと大人になった僕」より「グッバイ・クリストファー・ロビン」の方に惹かれていたのも何かしら肌で感じていたのでしょうか。

どちらの映画も未見ですし、むしろクリストファー・ロビン・ミルンが書いた「クマのプーさんと魔法の森」も気になりますので、いずれかをいつか見てみたいものです♪

ラルーンドエスト