食べ歩き金沢旅行 ~3日目~

GWお休み中、金沢に旅行してきました。
金沢で食べたものの備忘録としてのブログです♪

ホテルの朝食ビュッフェ2日目

旅行3日目最終日の朝は「近江町いちぱ館」やまだ食べてないご当地料理も食べたかったので、少しだけビュッフェでいただきました。

そして朝一で「近江町いちば館」へ。
時間的に早かったのでお店は殆ど開店していないものの開店前の市場の様子を楽しんできました。
そして、ところどころ営業されている魚屋さんで地元のお魚をいただきました。

魚屋さんの軒先で一杯

がすエビとばい貝のお刺身をいただきます♪大阪では味わうことの少ない新鮮ながすエビとばい貝で少しだけ魚料理を堪能しました。

揚げたての天ぷら
クラフトビール
ビールと天ぷら

これまたお店の軒先で地元のクラフトビールや揚げたての天ぷらをいただきました。
こういうのも、また違った楽しみ方ですよね♪

それから時間が早すぎたので一旦ホテルに戻り、荷物をまとめて駅方面へ。
前日の「金澤 かが美」さんから聞いた地元の人が一番よく行くと言われる「8番らーめん」さんに行ってみました♪

8番らーめん
塩味とみそ味

塩・味噌・醤油・バター風味と味が色々あったので店員さんに定番の味を聞いたところ「塩とみそ」と教えていただいたので、それぞれを注文しました。
素朴なお出汁に、炒めた野菜の風味が合わさってホッコリした味わいです。昨今の濃いめの味付けとは違い、シンプルな味がとても好印象でした。

駅付近のお店でお土産を買っていると、ふと目に留まったお酒の自動販売機。

お酒の自動販売機

100円か300円で40mlの地酒がいただけます。なんとラッキー!
2つの種類を飲み比べしてのどを潤しました♪

すでに大概、お腹が膨らんでいますが、心残りのないように締めの一品が食べたくて開店前から予約して開店アタック。

金沢おでん黒百合

金沢料理の締めに選んだお店は「金沢おでん 黒百合」さんです。
50年以上続く老舗のおでん屋さん。削り方の異なる2種の鰹節に、にぼしや昆布から引いた秘伝の出汁を使ったおでんとのことで、前日の「金澤 かが美」さんとは、また違ったおでんだと思い、最後のお店に選びました。

金沢おでん

●しまあじのぬた和え
●すじ煮込み
●出汁割り
●金沢おでん…ばい貝・筍・赤巻・大根・フキ・ぜんまい・鰯つみれ

かつおだし、昆布だし、にぼしだしというだけあって味わい深くしっかりしたお出汁。そして、それぞれの具材に浅過ぎず、しみ過ぎない絶妙なバランスで味が入っていて美味しい!

金沢で食べた料理は、ほぼほぼどれも「塩梅」が素晴らしいものでした。最近、この手の加減ができるお店は大阪ではお目に罹れなくなりました。
日本食・和食・家庭料理自体が既にそういったものを失いかけていて、どんどん味が濃く、素材の味を活かすような料理が少なくなっていってる印象です。
「やさしい味」「素材を活かした」というお店は大抵「うーん・・・薄い」とか「味がしない」という印象が多く、素材を活かすための味付けや調味料の使い方ができ損ねているように感じるんです。
それだけに出汁・塩加減・甘さ加減という塩梅(バランス)がとれる味付けに巡り合うことが滅多となく、今回の旅行でどのお店も大当たりだと思ったのは正直驚きでした。

また地域的に恵まれていることも痛感しました。食材に大切な「鮮度」は金沢では当たり前のように維持されているんですね。
いくら流通が発達したからといって、やはり保管状況や諸々によって鮮度はどんどん落ちていきます。
美味しい時期を逃さず料理できるというのは、料理するうえでこの上ない最高の「材料」のひとつだと改めて認識しました。

そして、その料理や味の良さ・文化を今の人達がどのくらい受け入れられるのだろうかという疑問もわきました。

書き出すと、かなりガチんこの料理談義になってしまいそうなので、この辺にしておきますが・・・そういった意味合いでも今回の旅行は「料理」を色々考えさせられる良い食べ歩きが出来て満足です。
連れて行ってくれた1号さんに感謝です。

ラルーンドエスト