勉強

いつも勉強がてらよそのお店に食べ歩きに行ってますが、昨日のお店はなんかホンマに色々勉強になったし、刺激になりました。

Instagramで気になってるカフェに行くと、【映える店内】【流行の料理】【オシャレな雰囲気】【そつのない接客】に、【合理的なサービス】と「今」の時代を感じることや学ぶことはあっても、自分の店に「活かせる」ナニかを得るのは、正直なところ、中々難しいです。
客層・立地・価格帯など当然ウチとは比較検討に値しないこともあり、ただただ「流行」を知りに行くだけのことが多い現実。

今の時代のお店は「コンセプト」がしっかりあって、そのコンセプトに沿って経営し、そのコンセプトに合うお客さんが集っていて、実に無駄のないというか合理的でいい意味で最初からお客さんを選択して営業してはるなぁという印象があります。
自分達のやりたいこと、やりたいお店を主軸において、そこにお客さんを集める。お店のルール、方針をお客さんに理解してもらい、賛同してもらった方がお客さんになる。といった具合に、お店を始めた時から既にお店のスタイルが確立されてるんです。
今の人達は「すごいなぁ」「偉いなぁ」と感心するばかり。

恥ずかしながら・・・その点、ウチはただただ「料理がしたい」「美味しいもんを食べてもらいたい」くらいしかないもんで、店のコンセプトみたいなもんは全くありません。
料理をはじめ、音楽も店内の装飾も、自分らがその時その時気になるもんや好きなもんを置いてるだけなんで一貫性もオシャレさもなく。
ただ、今時少なくなってきた「普通の喫茶店」であることだけを多少のこだわりとして持っていたりします。

誰でも入れて、気取らず、ゆっくりできる

これがウチのコンセプトと言えば、コンセプトなんですけど、それはあんまり「売り」にはなりません💦
だけど、私の中でそんな売りにならないコンセプトを大事に想っていることと同時に、むしろそれ以外のコンセプトを決めきってないだけに柔軟にお店をやっていけるという【余白】を持っていると思っています。
どんな店にしたいかとナニか照準を合わせた時、それに向けて向かっていきやすい。移ろいやすい時代に舵を合わせやすい・・・といったら伝わるでしょうか?

「なんにもないは、なんにでもなれる」んですよね♪

まぁ、15年やって「なんにもない」ってのは今時の商売的にどうなんかな?と思われるかも知れませんね(笑)
開店当初も「これからの時代、喫茶店というだけではやってかれへん。何かプラスアルファないと」ってよく言われました。
ブックカフェとか、ライダーズカフェとか、ニットカフェとか。そういう専門的なナニかプラスアルファが要るって言われたんです。

少し、そんな毛色も狙って、自分の好きな模型を活かしたカフェを・・・とも思って、そちらに軸足を向けたこともないではないですけど、そうなるとプラスアルファに対して本格的に専門色を押し出していくかどうかってことで悩みました。
最初からそういうコンセプトでお店作りをしてるわけではないので、なにかに特化しようとすると、私の中で大事にしたい「飲食」や「料理」の部分に影響が出てきたり、どちらかに折り合いをつけないとアカン場面が出てくるように思いました。
ましてや「模型」を目的に来てくださるお客さんが来ても、その「模型」という部分で満足してもらえるものは十分ではなく、また普通のお客さんからはチョット雰囲気の違う喫茶店?と思われがちにもなり、どんなお客さんにも対応しきれないなぁという気にもなりました。

そこからは、やっぱり「普通の喫茶店」でいこうと決めました。
特定の層を選ばず、年代性別問わず、誰からも選んでもらいやすい店でいようと。
この選択は、今時の・・・いえ、たぶんこれからのお商売的にも難しい選択ですけどねぇ(笑)

そんなこんな言いながら、少しずつ「こんなお店にしたいなぁ」というボンヤリしたものが出てきてはいます。
それが昨日行ったお店で、うまいこと実現されていて、ものすごくタメになったんです。
私の好きなことだけを詰め込んではいるんですけど、それが決して押し付け過ぎず、また押し出し過ぎず、何気なく、さりげなく、そこに「好き」がある・・・というのに感銘を受けました。
そして「そうそう!こんなお店にしたいねん!」と明確なビジョンが見えました。

料理はもちろん、私の好きなことだけを詰め込んだお店!
それは今すぐどうこうできることではないけれど、いつか必ずを目指して♪

ラルーンドエスト